ムクゲ Hibiscus syriacus
公園や庭などに植えられるアオイ科の落葉低木。
花の咲き方には八重咲きもあり、花色は白色~赤色系、或いは青味が強いものなどもあります。
(2017年8月中旬)
赤味が強い一重の花。
(2016年8月上旬)
一重の白色。
この花は少しだけ雄しべが花弁化しかけている。
(2017年8月中旬)
柱頭は5つ。
アオイ科で多く見られる様子ですが、雄しべの花糸部分が筒状になりその間から花柱が伸びています。
線形の副萼片があります。
萼や花柄にはごく短い短毛や星状毛が密にある。副萼は疎らでした。
花弁の外側にも同じような毛があるようです。
葉は菱状卵形で、葉縁はやや不揃いの鋸歯が数個あり、ときに浅く3裂しています。
(2018年5月下旬)
こぼれ種から自然発芽した若い苗の葉。
葉の基部は楔形。
あまり目立たないですが、毛は散生しているようです。
葉裏にも毛が散生。星状毛もあるようです。
葉柄には曲がった毛と星状毛が密にあります。
若い枝にも同じような毛が見られました。
右に見えるのは葉柄ですが、上面に対して側面や下側は毛が疎らなようです。
樹皮は白っぽさがあり、縦に白い条があります。
(2017年11月下旬)
熟して裂開していた果実の様子。
(2017年1月下旬)
種子は腎形でぐるりと長毛が生えています。
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