サボンソウ Saponaria officinalis
園芸栽培されるほか、たまに道路縁などにも見かけるナデシコ科の花。
花色は白色~薄紅色などあります。
雄しべは10本。
花弁の舷部の基部に2つずつ突起状の付属体があります。
雄性先熟のようで先ほどの画像では中心に小さくしか見えませんでしたが、終わりかけの花で見ると雌しべがだいぶ伸びていました。
雌しべの花柱は2本。
萼筒は先が小さく5裂。
花序は集散花序で柄は短く、小さい苞葉が1対ずつ付く。
花径は3cmくらい。
萼筒は2.5cmくらい。
花後の様子。
葉は対生。少し節が膨らんでいます。
葉柄は無いか、少し葉柄状に括れているようです。
両面とも無毛。
名前の由来は全草にサポニンを含み界面活性作用があり、その昔、洗剤として利用されていたことがあったそうで、石鹸を意味するサボンという名が付いたようです。