ストケシア(ルリギク) Stokesia laevis
海岸の道路沿い土手の草地に咲いていたキク科の花。
通常は園芸栽培される花です。
さすがに場所が場所なのでワイルドな感じに咲いています。
近くに民家があるような場所でもないし、付近に花壇などもないですが、例えば道路が作られたばかりの頃などのずっと昔に植えられたことがあったりしたのかもしれません。(そもそもがストケシア自体、栽培されているものですらあまり見かけた記憶もなく、はじめてじっくり見ました。)
少々ヤグルマギクに似た雰囲気の頭花は、縁にある筒状花の片側(内側)が深く裂けていて舌状花と中間的な様子。先端は浅く5裂。
内側の筒状花になるほど裂片がほぼ均等な5裂になっているようです。
雄しべ雌しべの様子はキク科によく見られる様子で、葯筒が出たのちに中から雌しべが伸びてきています。
花径は5cm前後でした。
花はもちろん綺麗で目立ちますが、横から見ると総苞も目をひきます。
総苞片は葉の様子と似ていて、下部に刺状の鋸歯が目立ちます。先端も突起がある。
蕾のときの様子。刺状の鋸歯が蕾を包むようにあります。
上部の葉の基部。
茎にはくも毛が少々ありました。葉表にも白い細毛が疎らにあるようです。
中ほどにつく葉。
葉は下にいくほど長い。
基部には総苞片と同じように刺状の鋸歯がある。
中ほどの茎の様子。
葉は互生。このあたりの葉の基部は少し茎を抱く。
さらに下の方の葉。両面とも無毛。
刺状の鋸歯が目立たなくなっていました。基部は茎を抱いています。