ザクロ Punica granatum
庭などに植えられるミソハギ科の常緑小高木。
写真ではいまいちですが、濃い緑色の葉と赤橙色の花のコントラストが綺麗です。
蕾の様子。
開花直前の花の様子。
蕾を包んでいる萼は厚みがあり硬いです。裂片は6つ。
なかなか手の届く範囲で綺麗な状態の花がないのですが、花弁も6枚。
因みに、1枚目に載せている花は花弁8枚でした。花弁も萼裂片の数も少々バラつきがあるようです。
多数の雄しべと、中心に雌しべが1つ見えます。
花径は3~4cm。
花の長さは萼(花托含め)を入れて、4cmくらい。
花柄はごく短く、小さな苞葉が1対ありました。
葉は全縁で長い楕円形。表面には艶があります。
葉は対生ですが、短枝に束生状に密集した葉では、分かりづらい。
徒長した枝では分かりやすく対生しているのが見えました。若い枝には稜がある。
あまり多くはありませんでしたが、短枝がトゲ状になることもあるようで、所々みられました。
樹皮の様子。
花弁が散ったあとの花。
前年の裂開した果実(偽果)がすでに真っ黒に変色していますが、まだ一部残っていました。
落ちていたものを見ると、中に少量の種子が残っていました。
熟したころは偽果の中に食用になる赤い仮種皮に包まれた種子が多数あるわけですが、現在目にしたこの状態は普通に考えると黒っぽく変色した部分が仮種皮の名残で、明るい色で見えている部分が種子かなと思います。思いますでなくて、どういう状態なのか確認して見ればよかったと後になっていつも思います(苦笑)