キンシバイ Hypericum patulum

庭や公園などに植えられるオトギリソウ科の落葉（半常緑）低木。

枝垂れた枝先に花を咲かせます。

黄色の５弁花。花弁は完全に開く感じでなくカップ状。

柱頭５つ。雄しべは多数ですが５つの束に分かれています。５つの束になっているのはビヨウヤナギやセイヨウキンシバイも同じですが、花糸は比べるとだいぶ短い。

花径は４ｃｍくらい。

花弁が平開するヒペリカム ヒドコート（タイリンキンシバイ）は、７ｃｍ前後と大きな花をしています。

また、ヒドコートとは雌しべの色も違うようで、キンシバイは緑色が強いですが、ヒドコートは黄色をしています。

ヒドコートは、キンシバイの園芸品種とされることもありますが、RHSでは学名が Hypericum x hidocoteense 'Hidcote'  とされ交配種のようです（ H. patulum 'hidcote' はシノニム）。

H. x hidocoteense 'Hidcote'  = H. calycinum （セイヨウキンシバイ）と H. x cyathiflorum ということのようです。

花序は集散花序で写真は蕾ですが、多数つけています。

葉は卵形～楕円形で、２列対生状が普通。 

たまにこうした十字対生と中間的なものもありました。ヒペリカム ヒドコートではこうした傾向がより顕著なようです。

葉柄はごく短い。枝は無毛。

両面無毛で、綺麗に撮れてませんが腺点があります。

株立ちになっている。

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