ヤブニンジン Osmorhiza aristata
林の中などで見られるセリ科の花。
名前の由来は、葉がニンジンに似ていることから。
花には花柱2と雄しべ5を持つ両性花と、花柱が退化した雄花があり、外側に咲く子房を持つものが両性花。
雄花は中心に咲きますが、この写真でみると雄花は遅れて咲くのか、まだ咲ききっていない感じ。
(2016年4月)
これは昨年の写真ですが、中心で咲く雄花が見えます。
花序はセリ科によくみられる複散形花序。写真は総苞片。
ところで意識してみてなかったけど、総苞片の長さが不揃いなのが普通なのかな・・・。
こちらは小花序の下にある小総苞片。
蕾の状態は項垂れていました。
茎には毛が生えていますが、枝分かれした花の付く茎のほうが毛がだいぶ目立ちます。
花序の茎。
主茎の毛。
葉は2回3出複葉。
表裏ともやはり毛があります。
(2016年6月)
果実は細長い。