ハルジオン Erigeron philadelphicus
道端で普通に見かける花ですが、今年は寒さが長引いていたせいなのかよくわかりませんが、あまり見かけてません。
とても細くて繊細な感じの舌状花をしています。
蕾が垂れた様子は、草姿全体で見たときハルジオンらしい特徴的なシルエットになると思いますが、似た花としてよくあげられるヒメジョオンの蕾が垂れないということではないです。
葉の基部は茎を少し抱くのも特徴のひとつ。
株元の様子。全体に軟毛が多い。
根生葉の様子。花の時期にも残っている。
葉の両面とも軟毛が生える。
花色は白~写真のような紅紫色を帯びるものや、内外で紅紫色と白色がくっきりしている花もあったりします。まだ寒い時期には紅紫色系の花を多く見かけますが、気温が上がってくる5月頃になると白い花をよく見かけるようになる気がします。
似た花としてはヒメジョオンがよくあげられますが、舌状花に幅がありシャキッとした印象。花色はたいてい白色でたまに青紫を帯びます。草丈は1mを超えるものも多くハルジオンよりだいぶ高くなり、葉の基部が茎を抱きません。ヒメジョオンの花期はハルジオンより遅く、初夏(5月)~秋(霜が降りる前までは、ギリギリ咲いてるものもある)。
開く前の様子。(以前撮った写真から)
名前の由来は、シオン(紫苑)のような花で春に咲くということから。
(追加画像)
白い花(4月下旬)
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