ヤマノイモ Dioscorea japonica
林の縁などに生えるつる植物、別名で自然薯とも呼ばれます。
雌雄異株で写真(上)は雄花の花序。花被片は6枚なのですが、ほとんど開かない花で写真のように外花被片3枚が少し開いた感じのものが多いです。(後半の方に雌花が少し開いたものを追加で載せています。)
こちらは雌花花序。やはり雄花と同じでほとんど花が開かないようです。
閉鎖花のような状態で雌雄異株・・・どのように受粉が行われているのか不思議です@@?
葉は対生です。
秋には紅葉(黄葉)した葉が目を引きます。
果実もできますが、しばしば葉腋にはむかごをつけるので、むかごによっても増えます。
若い果実。下向きにつき熟していくに従い写真のように3つの丸い翼が大きくなります。(写真左の方にはまだ翼が発達していないものが見える。)
後日追加写真。
これまでで最大に内花被片が開いている花・・・といっても隙間が開いた程度なんですが。アリは沢山いましたが、うろうろしているばかりで受粉に役立っている様子もなく、他にはアザミウマのような小さな虫もいたりしましたが、むしろ花粉を食べているんじゃないかと思うし、やっぱりどうやって受粉しているのかは謎でした。
そして雌花の方も内花被片が開いているものを見つけました。
このくらい開いていれば受粉は出来そうです。3心皮性ということで雌しべは3つになっていて、柱頭は2つ裂けているように見えます。
雄花の方ももうちょっと開いて、明らかに葯が見えるような花を見てみたいです。