ネムノキ Albizia julibrissin
道端に見られる樹木の花。マメ科ですが典型的な蝶形花ではなく写真のような雄しべと雌しべが花のように目立っています。ネムノキ亜科。
先駆樹種でもありけっこうあちこちで幼木が見られます。
写真の上部に写る、白く長く伸びた一本が雌しべ。
雄しべは多数あり紅紫色にグラデーションが掛かっています。
それらのシベの奥に見える淡い緑色の部分が花冠で漏斗状~筒状の花をしています。
葉は偶数羽状複葉。夜には葉が閉じることから「眠りの木」が転じてネムノキになったといわれています。
そんな眠りの木ですが幹には落枝痕?が目のようでした。
絶妙なグラデーションでその花型からも幻想的な雰囲気を持った花ですが、
葉は抹香に、樹皮は漢方に昔から様々な用途に利用されているようです。
(追加)
ネムノキの豆果。(8月後半)