Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

オケラ Atractylodes japonica

花の写真1

林の中で見かけたキク科の花で、今回はじめて存在に気づいた花です。

羽状(魚の骨のような)になった総苞外片(苞葉とも)が個性的です。そういえばニゲラ(クロタネソウ)の総苞片がこんな感じですね。

 

草姿

ちょっと遠めに見たときは、木質の茎が枝垂れてその先に花がある姿からコウヤボウキかなと思って眺めただけで通り過ぎるところでした。妙に花色が白いので一応近づいてみて良かったです。(花色は紅色を帯びたタイプもあるようです。)

 

雌花の様子

フラッシュで光ってしまって変なトリミングですが。

雌雄異株とされてもいるようですが、雌花の株と両性花の株に分かれるようなので、雌性両性異株ってことだろうと思います。

写真のものは葯筒が見られず雌しべのみの花なので、雌花。

 

 

葉の様子、3裂の葉

葉は3~5深裂で、中間から上部の葉はこうして3深裂した葉でした。

 

葉の様子、4裂の葉

下の方につく葉では4つに切れ込んでいました。

 

葉表

葉裏

縁に鋭い鋸歯が見えます。葉の両面とも無毛で触った感じもすべすべしていて革質で硬いです。

 

株元の様子

根生葉はありませんでした。

 

花の写真2

付近を見渡してみましたが、この1株しか見当たりませんでした。まだ、花が咲いていなくて見落としていただけ・・・だと嬉しいのですが。雌株だけなのでこのままでは受粉もできなそうだし。

本来、もっと日当たりのいい場所を好むようなので、木陰から外れて周辺の草地を見た方が良かったかな~とも書きながら思いましたが、そういう場所は除草作業もけっこうあるしそういった状況に強い植物しかなさそうかな・・・。いや、そもそもが元々とここに生えていたのか、1株だけなのでそこも怪しい気もしますが。また今度見てみようとは思います。

 ところで、面白い名前をしていますが、すぐさま頭に昆虫のオケラ(ケラ)が浮かんだものの、特に関係はなさそうでした。だからといってこれといった説も見当たらず由来は分かりませんでした。とはいえ、昔から馴染み深い植物だったようで「うけら」と呼ばれ、万葉集にも詠まれているそうです。

広告を非表示にする