Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ツクバネアサガオ(ペチュニア) Petunia x hybrida

花の写真

花壇や鉢植えでよく栽培されるナス科の花で、園芸品種は多数です。

 

全体的な様子

逸出したものもたまに見られます。

 

全体的な様子 まだ小さい株

こちらは現状小さい株ですが、やや紅色を帯びたもの。

もっと紅色が強い株も近くにありましたが、周辺環境が綺麗じゃないので撮りませんでした。

因みに、寒さにあまり強くないので1年草ともされますが、以前育てた経験からするとうまく冬を超えれば翌年も出てくるので一応多年草であるようです。

 

花の様子 横

花の様子 正面

花冠は漏斗形。浅く5裂しています。

 

雄しべ雌しべ1

緑色を大きな柱頭の雌しべ1つと、雄しべは5つですが、画像では雄しべの葯は手前に2つと奥に2つの計4つ分しか見えない感じですが、ずっと奥の方(下側の方)に微かに見えるものが残りの1つかな?

 

雄しべ雌しべ2

こちらでも、4つ分の葯しか見えない。もう1本はかなり花糸が短いのかも。

 

雄しべは5つ

(後日追加)

やはりもう1本下側に花糸が短い雄しべがありました。

 

花冠 筒部

花冠の筒状の部分。腺毛混じりの開出した毛が密生しています。

 

萼の様子1

萼裂片にも腺毛がある。

 

萼の様子2

和名のツクバネアサガオは、この萼の様子から「衝羽根」で花の様子から「朝顔」と見立てた名前かと思いますが、学名のPetuniaというのは「たばこ」の意味で同科のタバコ属の花に似ているということからのようです。タバコの花を検索するとわかりますが、なるほど似ています。

 

葉の様子1

葉の様子2

葉は卵形。上部では対生し葉柄はない。

 

下部の葉1

下部の方では葉身の基部が葉柄状になっている。

 

下部の葉2

(2016年6月上旬)

また、葉の付き方も下部の方では互生。

 

茎1

茎2

茎には腺毛混じりの開出毛が密生。

 

葉裏

葉は両面とも茎などと同じような毛の様子。

 

果実

果実は蒴果。

 

裂開した果実

熟すと2つに裂けます。

 

種子の様子

種子の様子2

中には小さな種子がたくさん入っています。ほぼ球状で表面には丸い窪みが多数。

大きさは、0.4~0.5mmくらいでした。