サルトリイバラ Smilax china
林などで見かけるサルトリイバラ科のつる植物。
本来、赤くて綺麗な果実が球形に集まって多数つくのでしょうが、なかなかいい感じにたくさん実を付けたものに出会えていません。
(2015年6月上旬)
こちらは若い果実ですが、いい感じに果実が付いている様子。
(5月下旬)
こちらは今年の写真ですが、まずまずいい感じになっていたので「ここを覚えておいて秋に熟したら撮ろう」なんて思っていたのにどこにあるのか見失ってしまいました(苦笑)
今時期は、色々な他の植物に紛れてしまっていたりで探しづらいというのもあるので、またそのうち探してみるというか気づくことができるかもしれませんが、もうちょっといい感じのものが撮りたいところです。
果実は整った球形で直径7,8mmといったところ。
葉は円形~楕円形。
葉先は上からみると凹んで見えますが、ほんの少し尖りがあります。
茎はジグザクになっている。
両面とも無毛。
葉柄をくるむように托葉があり、その托葉の先端から1対の巻ひげが出ています。
巻きひげは托葉が変化したもの。
茎にはところどころトゲがあります。
サルトリイバラという名前の由来はノイバラのようなトゲあり、猿がこれに絡んで捕まるといったことからだそうです。猿はもっと賢いかとは思いますが(笑)でもバリケード的にもし茂っていたら侵入しづらいことは確かかな。
といった感じで、これまた花の写真がない記事になりましたが(下に追加しました)、花期は4~5月ということで花の様子も見てみたいところです。そういった記事(花の写真がない)がけっこう増えてますが、果たしてちゃんと覚えているかどうか疑問・・・「花の写真がまだない」というカテゴリタグを個人的にでもつくって置けばよかった気がしてます。
(追加画像)
(2018年4月上旬、以下2枚追加)
雌雄異株ですが、写真は雌花の様子。
花被片は6枚で反り返っています。内外3枚ずつの様子は百合の花のようです。
花径は7mmくらい。花序全体では1.5cm無いくらいとけっこう小さいですが、丸く集まっていて可愛らしい様子でした。