クヌギ Quercus acutissima
林で見かけるブナ科の落葉高木。
ドングリシリーズ?では3つ目で、ドングリといえばクヌギの果実といったイメージが個人的にはあるのですが、ドングリだけでなく樹液にカブトムシなどが集まることでもよく知られた樹木です。
(8月上旬)
今から約2か月前になりますが、まだ総苞に包まれている状態の若い果実。
すこしだけヒマワリの蕾のような雰囲気?
(9月上旬)
1か月前にはまだ緑色でしたがドングリらしさが出てきていました。
そして最近の様子。
堅果の径は2cmほど。底の部分の感じがちょっと栗っぽい。
殻斗は3cmちょっと。総苞片はカールしたり動きがあります。
少し引いて撮った写真。果実が写っているように見えるのは虫えい(虫こぶ)。
葉という不自然な場所にあるということを除けば、ほとんど果実のように見えます。
表面に白い毛が生えているので、クヌギハケタマフシと呼ばれるものかな。
葉の様子はクリにちょっと似ています。
クリの葉の鋸歯のトゲは葉緑素があり緑色をしていますが、クヌギの場合はトゲの部分が緑色をしていません。
葉裏の色は表側と比べて淡い緑色。
葉脈に褐色の毛が少し見えます。葉腋にも少し叢生気味。
冬芽の様子。白っぽい毛が生えています。
樹皮は不規則に縦に深くひび割れています。
個人的な感想ですが、ちょっと離れて見た感じは、表面が溶けてドロドロと垂れているかのような印象を受けました。
(追加画像)
(2018年4月上旬、以下2枚追加)
ぶら下がる雄花花序の様子。
高い位置なので近づいて見ることができませんが、まだ蕾です。
(2018年4月中旬)
開花中の雄花花序。
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