ヨウシュチョウセンアサガオ Datura stramonium
河口の砂地で咲いていたナス科の植物。
アサガオと付きますが、花は夜咲き始めて翌日の朝まで咲きます。
草丈は写真のもので80cmくらい。
花は漏斗状で中心部が紫色をしています。中心以外はほぼ白に見えますが、花冠外側などは紫色が少し滲んだような感じもあります。
花の径は5cm程度。
花の長さは萼筒まで入れて10cmくらい。(萼筒は4cmくらいでした。)
似た花のケチョウセンアサガオは、径も長さも倍ほどある大きな花を咲かせます。
同じく似た花のチョウセンアサガオも大きめのようですが、実物は未確認です。
萎んだ花冠を除いた萼筒を上から見た様子。五角形をしているようです。
葉は不規則に大きな鋸歯や切れ込みが目立ちます。
ケチョウセンアサガオは全縁か鋸歯はあっても僅かでここまで目立たない葉をしています。
葉は両面とも短毛があるようです。
茎は紫色を帯び、ケチョウセンアサガオほど密ではないですが、短毛があります。
花後の様子。
どういう具合になっているのか、上手いこと萼筒の底の部分だけ残っているようです。
若い果実ですが、多数のトゲがあり触ると痛いです。
この頃になると萼筒の残った部分はいつの間にか反り返っているようです。
大きさは縦に3~4cm。
熟した後も見てみたいですが、場所的にいつ浸水してもおかしくない河口の砂地であり、清掃作業で重機が入ることもあるので、そこまで見ることができるかは微妙かなと思います。
近くにはケチョウセンアサガオもありましたが、河口付近の砂地は野菜から園芸植物まで色々なものが流れ着いて生えていることがあります。
(追加画像)
(8月下旬)
熟して裂開した果実。中の種子が飛び出してきている・・・と思いきや、カメムシ類でした(苦笑)種子が好物なのか?内部までたくさんいました。
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