ヤブニッケイ Cinnamomum yabunikkei
林の縁に見かけたクスノキ科の常緑高木。
当年枝の葉脈から散形花序をだします。
花被は6裂し平開せず丸っこい感じの花。
雄しべは12ということらしいですが、仮雄しべがいくつとか、腺体はあるのかなどについてはよくわかりません。
花を後ろから見た様子。
花径は4mm程度で小さいです。
花柄の長さはバラつきあるかと思いますが、写真のもので6cm程度。
葉は互生。革質で艶があり3脈が目立ちます。
写真のもので長さは9cm弱。
3行脈の2つの側脈は葉の中ほどすぎで見えなくなっています。
また、葉は全体にゆるく波打っています。
クスノキにあるようなダニ室はない。
枝先の方の若い葉の様子。
葉裏(右側)はやや白っぽい緑色。
若い木の樹皮。
(追加画像)
(8月下旬)若い果実。
あまり実の付きがよくないのか、たいてい1つずつでした。
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(9月下旬、以下3枚追加)黒く熟した果実。
光沢があり綺麗な果実です。でも、写真ではそうでもないかも(笑)
果実の長さは1.5cmあるかないかの楕円形。