ムラサキケマン Corydalis incisa
林の縁などでよく見かけるケシ科の花。
名前のムラサキはもちろん花色で、後半のケマン(華鬘)は仏像の装飾品が由来ですが、ムラサキケマン自体には華鬘に似てません。ケマンソウという花がありそれと同属ということで付いているようです。
総状花序にたくさんの花を付けますが、なんだか変わった花をしています。
花弁は上下になるものとその内側にちょっと小さめで左右になったもので出来ているようで、その小さめの左右の花弁の先端はくっついていて中に雄しべがあるようです。
上側の花弁は袋状に伸びて距になっています。
3回羽状に裂けた葉。縁には鋸歯がある。
葉は互生。葉腋から脇芽がでている。
株元付近で数本枝分かれしている。
だいぶ傷んでいて枯れ始めているような感じの根生葉。
(2016年3月末)
(追加画像)
(2017年4月中旬)
平均的そうなものを測って花の長さは1.5cmちょっとといった感じでした。
(5月中旬)果実(蒴果)をぶら下げているものが目立ちました。
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