キヅタ Hedera rhombea
その名の通り、他の樹木などに這う姿がよく見られるウコギ科のつる植物。
林のへりなどでよく見かけますが民家などの生垣など、けっこうどこでも見られます。
こちらは蕾の写真。
艶のある綺麗な葉は常緑で、冬でもあることから別名はフユヅタ(冬蔦)。
因みに、それに対してナツヅタ(夏蔦)の別名を持つ、秋には真っ赤に紅葉し、冬には落葉する「ツタ」というそのまんまな名前の植物もあります。(ツタはブドウ科)
そういえばツタは花を撮ったことがなくまだあげてませんでした。(追記2017:あげました。)
今年伸びた枝は緑色をしています。
「キ」と付くように木本であり、途中から気根を出して他の樹木などを登ります。
(「ツタ」も木本なのですが。)
やや瑞々しさがない質感の花ですが、形は面白く固まって咲くので意外と目を引きます。果実は初夏に黒く熟します。
仲間には、一般にアイビーやヘデラと呼ばれるセイヨウキヅタ(Hedera helix)があり、斑入りのものなど園芸品種が多数あります。やはり株元は同じように太くなり気根を出し壁などでも這い上がります。
(追加画像)
(2017年4月上旬)まだ黒くなりきっていない果実。
(2017年4月下旬)黒く熟した果実。
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