Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

キカシグサ Rotala indica var. uliginosa

草姿

水田などによく見かける草丈10cmほどの小さな抽水植物。この時期は雨水がある程度ですが、水田に水が張られている時期は全草がほぼ水中にあることも。

 

花の写真1

花は2mm程度で小さいです。先が尖って目立つ部分は萼で、花弁はその間にある米粒のような形をした小さなものですが4枚あります。

雄しべも4本で、中心に球状の柱頭を持った雌しべが見えます。

 

面白い形をした花で色も可愛らしいですが、肉眼では花が咲いているな~とやっと分かる程度なので残念。

 葉の裏の様子など

対生する葉の葉腋に花が咲きます、花柄はないようです。

また、葉の縁に透明部分があるのが特徴なようです。

 

花の写真2

キカシグサというヘンテコな名前の由来はハッキリしないようですが、一説にはシラミの古語がキサシ、キカジであり、種子の様子がシラミの卵に似ているからとも言われているようです。画像検索で見ると確かに似てなくもないようでした(笑)

とはいえ、葉も綺麗だし可愛らしい植物であるには違いないと思います。

 

(追加画像)

花がたくさんついて見える状態

(2017年9月下旬、以下2枚追加)

何気なく撮ってみたのですが、花は葉腋に一つずつと思っていたのですが、花がたくさんついて見えます。

 

葉腋から短い分枝が出ている

よく見ると葉腋から短い分枝が出て、そこについた葉の葉腋に一つずつ付いているという状態のようです。

こういう感じになるとは知りませんでした。