ハッカ(ニホンハッカ、ワシュハッカ) Mentha canadensis
湿地に見かけるシソ科の花で、いわゆるミントの一種。葉をこするとてもスーッとした香りがします。
花色は白~淡紫色で、茎はよく枝分かれします。節間は広め。
花はぐるりと輪生しているように見えますが、実際には写真のように葉腋から花序が出て仮輪(偽輪生)になっています。
萼歯は狭三角状で先が細く尖るのが特徴の一つ。
葉はほっそりした印象がある長楕円形で葉柄は仮輪より長め、縁に鋭い鋸歯があります。
葉の裏の腺点。
地下茎でも増えるので群生しています。
似た花にはヨウシュハッカ(M. arvensis)がありますが、ハッカ自体も過去に盛んに栽培されていた経緯があるため、交雑種や変化も多いともされ見分けは難しいことも多いようです。
ちなみに萼歯の尖り具合、葉の様子などからヨウシュハッカと思われるものも身近にあるので、花を改めて確認した頃に載せたいと思います。
☆関連記事リンク☆