カナムグラ Humulus scandens
道端の日当たりのいい草地に見られるつる植物。雌雄異株で写真は雄花。
あまり馴染みのない感のあるアサ科ですが、属は違いますがエノキやムクノキなどがあり、同属の植物ではビールの原料になるホップなどがあります。
垂れ下がる大きな葯の先が開いています。なんだか他の花と違った感じの雄しべですが、カナムグラは風媒花なのでここから花粉を散布しているのかなと思います。
花被片は5個で淡い緑色で目立たない花です。
雌花(雌株)をチェックしてなくて、写真がありません。今度ちゃんと見てみよう・・・。
見ることができました。
(追加画像2枚)
重なり合う苞の中から雌しべの柱頭が出ています。
多数の苞の間からのぞく柱頭。
茎には下向きの小さな刺があり、これで他の植物などに絡みつきます。
こうしてみると、刺状のもの以外にも全体に毛が生えている。
葉は掌状に5~7裂する形。いい形の葉をしていますが、カエデみたいに紅葉したら綺麗かも。
地味な感じだけど味わいがある花でこういう感じもなんか好きです。