コニシキソウ Chamaesyce maculata
アスファルトの道端から畑のような場所までどこでも見かけるトウダイグサ科の植物で、ニシキソウというのが別にありそれに「コ(小さい)」が付いた名前。
複雑な模様を作り出すように地面に這い広がる姿からニシキソウ(錦草)と付いたのではないかと思いますが、「錦」とは名前が良すぎるってことで、「二色」ではないかとも言われます・・・良い名前が付けば付いたで、いろいろ苦労があるようです(笑)
ニシキソウ属は花が分かりづらいのですが、写真中央部のやや左で膨らんでいるのが果実で、全体に毛が生えているのがコニシキソウの特徴。
で花ですが、その横(写真では中央部)に見えるのが花でT字に3裂しているのが雌しべ(花柱)その先の柱頭は2裂。いわゆる花弁はなく腺体の付属体が少し花っぽさを出しています。
別写真をトリミングしてもう少し拡大。同じく中央で今度は「人」字に見えているのが雌しべ。その周囲に黄褐色っぽいのが腺体で、それを囲むように淡紅色の付属体があります。
下の方に落ちてるように見えるものは上の方にある花から散った雄しべかもと思いますが、雌性先熟で雌しべが出る雌性期のあとに雄性期がくるのだそうです。
葉裏や茎に毛が生えていますが、茎の地面に接地する部分はあまり生えていないようです。
もうちょい別パターンの写真があれば良かったのですが、因みに、葉にある暗紫色の斑点はあるものとないものがあり、草姿も環境によっては斜上します。
(追加画像)
(2017年8月下旬)
腺体の付属体が綺麗な感じ。
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