イヌトウバナ Clinopodium micranthum
林の中などやや日陰で咲くトウバナの仲間。
花色は白にやや淡紫色が入ります。萼には長い毛が目立つ。花序の間につく葉が長くて目立つことが多い。
葉は卵形~狭卵形で鋸歯がある。
葉は対生で葉柄が長い。
葉の裏にははっきりと腺点が多数あります。
茎に毛が多い。
全体に大きいのでトウバナとは区別しやすいです。
腺点による識別ではイヌトウバナの方が明らかに多くて明瞭な腺点がありますが、トウバナにも疎らにやや不明瞭な腺点はあるということは考慮は必要と思います。
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(10月上旬、以下7枚)
別な場所のイヌトウバナ。
全体に茎の下部の方はクネクネというか横たわるような感じで、花の咲く上部が立ち上がっている。
花序の合間の長い葉が目立つ。
花は白色で、ところどころやや紫を感じる。
下唇の畝の部分に毛が生えている。
花を正面から見た横の幅は、4mm程度。
萼筒を入れた花の長さは7mmくらい。
下から見ると、小花柄より短めの小苞があるのが見える。
茎は断面が4角で、下向きに鉤状に曲がった白い毛が多い。
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