ムラサキシキブ Callicarpa japonica
林の縁などに生えるシソ科の落葉低木。
6~7月にかけて葉腋から出た集散花序に小さな花を咲かせます。
花序が出る位置が葉腋であること、鋸歯が葉の基部に近いところまであるのが特徴。よく植栽される似た花にはコムラサキがあり、花序が葉腋から少しズレた位置につき、鋸歯は葉の中ほどから先端にかけてにあります。
他では萼など全体にも毛が多いヤブムラサキ、暖かい地方の海岸方面に生え花序が大きいオオムラサキシキブなどが似た仲間ですが見たことはありません。
長く伸びた枝から短い枝がさらに分岐する。
コムラサキは流れるような枝ぶりで、枝垂れた長い枝の節間は短く花や果実がつきます。
その整った姿から庭などにはコムラサキがよく植えられるのだろうと思います。
秋に熟す紫色の果実はとても美しい。
(2015年10月の写真。)
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