ススヤアカバナ Epilobium parviflorum
休耕田など湿地に咲く花。草丈は1mくらいと高めで、全体に毛が多く、柱頭が4裂しているのが特徴のようです。
以前から、こことは別の場所でアカバナ科とは思うけど何かわからないものがあり、ここ数年チェックしていたのですが、花を確認する前に除草剤が散布されてしまう、その繰り返しでしたが、今年はついに生育も確認できずで残念に思っていたところでした。
(数年前に裂けた蒴果はみたことがあったので、知らないタイミングで花は咲かせていたのだろうとは思うのですが。)
ところが今回、別の場所にて同じように全体に毛がフワフワした感じの特徴的な草姿のものにふと目が止まり、「あ、これこれ!」と思いながら周囲を見てみると花を咲かせているものもまでありました。
という感じで思いがけず見ることができた花です☆
萼や子房の様子。
茎や葉ともに長めの白い毛が多い。また写真のものは緑ですが、茎葉ともに赤くなりやすいようです。
背の高さのわりには花は小さいのですが、それでもアカバナ属らしい可愛らしい花で、除草剤に当たらずに綺麗に元気に咲いている姿を見ることができて本当に良かったです。
(追加)
後日、さらに別の場所でも咲いていました。なかにはすでに種子になったものも。
蒴果の表面。腺毛が見える。
長い棒状の果実(蒴果)は4裂して、種髪のある種子が出てきている。
赤味が出ている茎葉。
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