Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ツリガネニンジン Adenophora triphylla var. japonica

花の写真1

日当たりのいい草地、林の縁などに見られるキキョウ科の花。

ツリガネ(釣鐘)は見たままですが、ニンジンとつくのは生薬になる根の様子から。

 

萼裂片の小さな鋸歯

萼の細い裂片に疎らに数個の小さな鋸歯があります。

 

葉の様子1(4枚輪生)

葉は写真のように4枚輪生するものがよく見られますが、

 

葉の様子2(5枚輪生)

こちらのように5枚輪生するものや、

 

葉の様子3(互生)

互生になる部分などがあったりもします。

 

茎の様子

茎には白い毛が密生している。

 

花後、若い果実

花後の状態、下を向いたまま果実になります。熟すと上部(基部の方)が開く蒴果。

 

草姿1

茂った草むらや、林縁などから飛び出すように伸び、鐘形の花を多数咲かせている姿が印象的。

ツリガネニンジン」っていう字面は硬い感じがありますが、なんとも涼し気で良い花。

 

白花タイプ

こちらはシロバナツリガネニンジン(f. albiflora)

 

アスファルトに咲くツリガネニンジン1

アスファルトに咲くツリガネニンジン2

アスファルトに咲くツリガネニンジン

 

蝉の抜け殻

そのツリガネニンジンに蝉の抜け殻。

土から出てきてわざわざ歩道を横切ってここまできたのは何故?(笑)