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Familiar Flowers 2

道端の花など、身近に咲く花図鑑(観察地: 茨城県)

カントウヨメナ Aster yomena var. dentatus

キク科 湿地、畦

花の写真

畦道などの道端に咲く花。(この写真は2015年11月)

 

花の写真2

こちらは2016年7月後半で早咲きのもの。

秋の花で花期のピーク的にはユウガギクより少し遅い10~11月という印象がありますが、早咲きのものを見かけるのは例年同じ場所(2か所)で、見た目に違いはなくとも早生タイプとかあったりするのかな~なんて思ったりもします。草刈りなどの影響があるので実際のところはよくわかりません。

 

花の直径

定規の位置が悪いですが、だいたい早咲きのものは花径2.5cm前後でやや小型に思います。最盛期に見かける花などは花径3.5cm以上(4.0cmくらいまで)のも普通に見かけます。

 

咲き始め。舌状花が伸びていくところ。ユウガギクは普通、この状態では伸びはじめた舌状花の色は白いです。

 

筒状花が開いてない頃はまだ舌状花がピンとしている。

 

筒状花が咲き進んだものは舌状花がやや垂れ気味で筒状花の集まりの黄色の部分がとても目立ちます。

 

総苞の様子。

因みに花色は基本的に薄い紫色で、草姿の特徴としては直立しようとする感じがなく斜上傾向があります。

 

葉の様子1

典型的に近い葉。

 

葉の様子2

少し下の方についていた葉。下の方では鋸歯が少し多めの時がありますが、全体に鋸歯が少なめです。

葉の様子を言葉で表してユウガギクやヨメナと比較するのは難しい感じがありますが、カントウヨメナは鋸歯が直線的で尖るような傾向があります。またユウガギクのように中裂以上に深く切れ込むことはなく、鋸歯の数が多め。

 

葉の裏の様子

葉の裏の様子。疎らに毛が生えているようです。

 

花後の様子2

冠毛はとても短く0.25mm程度とされています。

 

若い果実の様子1

若い果実の様子2

熟した果実

若い果実と熟した果実。(熟した写真は置き換えました)

冠毛はヨメナ(0.5mm)のように長くなく、半分程度の0.25mm前後しかないのが特徴。といっても判りづらいので、ヨメナの痩果の様子だけ比較用にアップすると、

 

ヨメナの果実の様子

写真のようにヨメナはカントウヨメナとは違い、明らかに冠毛にフサフサ感があります。オレンジの棒線は0.5mmの目安で、赤い矢印は画像をトリミングして方眼紙のメモリに合うようにコピー。

果実についてはページ下のリンクの別記事(カントウヨメナヨメナ、ユウガギクの比較)で今シーズンあらためて観察中・・・違いが微妙なのですっきりしてませんが。

 

以下は観察に採取した種子を一応蒔いてみたもの。

カントウヨメナの発芽

発芽率がよくなく(そもそもタイミングも考えずに適当に蒔いただけですが)発芽したのは1つだけでした。

 

カントウヨメナの成長1

本葉はすでに若いうちから葉はシャープでカントウヨメナらしく鋸歯が尖った感が出ていました。

 

カントウヨメナの成長2

2016年7月の様子(黒い鉢)。早くから地際で分岐し枝数が増えました。またすでに特徴の一つである、斜上傾向も出ています。

 

葉の様子3

葉の様子も典型的な葉をしています。

 

花の咲く風景

畦道のような場所は自然なようで実際は除草剤をはじめ人為的な影響を受けやすい場所なので、今のところは見られる花でも近い将来はどうなっているのかなと、花を愛でつつもついつい余計なことが気になってしまいます。

 

(追加画像)

その後の開花したカントウヨメナ

鉢植えのその後。(10月中旬)

初めに伸びた枝は長く伸び枝垂れ、あとから伸びたものは丈は低いですが直立。

 

7月から10月も咲き続けるカントウヨメナ

7月から咲き出していた家から見える用水路縁のカントウヨメナ。10月でも咲き続けています。(例年は草刈りされてたのですが、今年は刈られなかった。)

 

畦道のもの。けっこう夏場に草刈りにあったものは直立した感じのも多い気もします。それと葉の切れ込みが上部でも深め。(写真が用意ないですが鋸歯が多めのものも。)

 

(さらに追加)

ちょっと変わったカントウヨメナ

カントウヨメナらしくないカントウヨメナ。草刈りにあったタイミングのせいなのか、まるで花壇の花のように丈は低く揃っていて、葉の切れ込みも深め、花色も妙に白っぽい(咲き出しの舌状花は薄紫ですが)。

 

その場所の花期後半。 

 

カントウヨメナ果実

鉢のカントウヨメナの果実。(12月)

 

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