コケオトギリ Hypericum laxa
名前につく「コケ」は小さいという意味のようですが、育つ場所も苔が生しているような湿り気のある場所。
草丈は10cm程度で花も小さく5,6mm、さらに黄色という色は意外と周辺の緑に紛れてしまうために気を付けて見ないと見落としてしまう花です。
雄しべの数は10以下で、10~20とつくヒメオトギリとの識別ポイントとなります。
葉と苞葉はほぼにたような感じ。
茎は四角で対生につく葉は広卵形で、葉柄はありません。
葉裏から見たところ。白っぽい明点が確認できます。
若い果実。
この花は雄しべが雌しべにくっついている感じですが、そろそろ花が閉じる頃なので念のための自家受粉をしているのだろうと思います。
葉や茎の様子。
水路沿い。果実が赤く熟しています。
紅葉しやすいのだろうと思います、7月後半ですが全体的にも赤く染まっていました。
花はお昼近くにはしぼんでしまいます。
もう毎年見る場所は決まってはいるものの、花が咲くころになると探すのが楽しみな花の一つです。
☆関連記事リンク☆