ツタウルシ Toxicodendron orientale
他の樹木に這い上がっている姿をよく見かけるウルシ科のつる性植物。
花の様子はまだ写真がありませんが、果実の様子。
何メートルかわかりませんが、杉を高く登っています。
ところどころで枝は横にも出ていて、葉腋には果実が見えます。(雌雄異株)
これまで写真を撮るのに手ごろな場所が見つけられていなかったので花の写真がまだないのですが、ここなら来シーズンは花の様子も見ることができそう。
樹木を登っているものばかりでなく、地面を這っているものもよくあります。
葉は3出複葉で成葉では鋸歯はありません。写真は成葉でもちょっと若い感じかも。
幼葉では縁に大きな鋸歯が数個あり、ツタ(ブドウ科)の葉で3出複葉になったものに似ています。
葉の表面には白い綿毛が疎らにあるように見えます。しかし葉表は無毛とされているようで、どういうことなのかわかりません。写っているものは毛じゃないのかなぁ・・・いくら検索しても毛があるとしている情報が見当たりません。また今度しっかり写るように確認してみたいと思います。
葉裏の脈腋には茶褐色の毛が叢生しています。
そして、葉裏にもやはり葉脈以外の部分に綿毛のような細い毛らしきが見えます。
これまた脈腋の毛についてはよく説明を見かけますが、葉脈以外の部分に毛があるという情報が見当たりません。
株元の様子です。けっこうがっしりとした幹が張り付いていました。
樹皮は縦に裂けている所が多く、赤味のある内側の樹皮が見えています。
(追加画像)
(2018年4月中旬)蕾の様子。
(2018年4月下旬、以下4枚)
開花した雌花の様子。
花径は4mmくらい。花弁は5枚で反り返っています。
退化した雄しべが5本あり、雌しべがあります。雌しべは花柱は3つに分かれ柱頭は薄いピンク色でした。
萼の様子。
今の所、雄花(雄株)は見つけられていません。
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