オカヒジキ Salsola komarovii
海岸の砂浜などに育つヒユ科の植物。
点々と砂浜に生えています。
花は葉腋に付きますが、黄色の葯がちょっと目に付く程度で分かりづらい花です。
2枚の苞の間に咲いています。花被片は5枚だそうですが、やや白っぽい部分がそうなのかな~とは思うもののはっきりとは様子がつかめない感じ。
葉は線形で多肉質。葉先に小さなトゲがあり、植物体に触れていると少々チクチクします。
長めの葉を測って、長さは2.5cm程度。
葉の幅は1cmちょっと。
砂に埋もれていて下の方はわかりませんが、茎の様子。
花後の様子。花被が果実を包みます。
やや充実してきている果実の花被の様子。
(追加画像)
(9月中旬、以下4枚追加)河口付近の砂地で見かけたもの。
かなり花被が広がり花のようになっていたので、ハリヒジキ(S. tragus)かなとも思ったのですが、画像検索で海外のものを見ると、この程度の様子ではなく本当の花のような様子なので、オカヒジキと思います。トゲの長さなども違う。
(追記:食用のオカヒジキの花もこのような花をしていました。)
横から見た様子。
果実の熟し具合が若いものは、海岸の砂浜で撮ったものと同じ様子。
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(さらに追加)
海岸の砂浜のものはけっこうな大株になっていました。
熟した果実。
河口の砂浜で撮ったものほど、花被が広がったものはないようでした。
熟した果実の様子は、より翼が目立たないものばかりのようでしたが、どういうことなのか。たまたまそういうものばかり見たのか、それとも熟す頃には目立たなくなるものなのか。
一応大きさ。これはそれなりに翼が目立つ。
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(10月上旬、以下2枚追加)河口の砂地のもの。