カワヂシャ Veronica undulata
川岸で見かけるオオバコ科の花。
毎年ここの辺りに見かけますが、コンクリなどで護岸されている場所で、浸水時などに運ばれてきて堆積した泥などに生えているのか、もともとそこに存在していたものがコンクリの隙間から出てきているのかはわかりません。
花は円錐花序に咲きますが、とても小さくて4mm程度。そのうえ色合いも淡くて白っぽく見えるので遠めには目に付きにくい花。
萼裂片は4列、花より少し大きい。
葉の縁には鋸歯が目立つ。
この株で特に大きめの葉を計って、長さ5cm程度でした。
葉の表の様子。無毛ですが、腺点のようなものが見えます。
葉裏も無毛。
葉は十字になるように対生し、葉柄はなく基部が茎を抱いています。
株元での分岐や葉腋からよく枝分かれしてます。
よく水辺に見られる仲間にはオオカワヂシャ(V. anagallis-aquatica)があります。
葉の鋸歯の違いなどもありますが、花がカワヂシャより大きくて色合いなどオオイヌノフグリにそっくりでよく目立つ花をしています。
(追加画像)
別な場所でのカワヂシャの群生。
花冠が5裂の花。
通常タイプの花。
周辺に小さな個体がたくさん。
(5月上旬)果実の様子。
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