ザクロソウ Mollugo pentaphylla とクルマバザクロソウ Mollugo verticillata
ザクロソウ(M. pentaphylla)
クルマバザクロソウ(M. verticillata)
共に道端に見られる3mm程度の小さな花です。花被片は5枚(花弁ではなく萼片が花びら状になっている)で整った花形。
ザクロソウの葉。
光沢があり、触るとぬるっとしたような感覚があります。茎に対して数枚が輪生するように付きますがよく見ると位置がずれていて、ちゃんと輪生はしておらず偽輪生というようです。
クルマバザクロソウの草姿。
雨の日でちょっとわかりづらいですが、葉にザクロソウのような光沢はありません。(2枚下の果実の写真の方が分かりやすいと思います。)
また写真のように、這うような広がり方をします。
ザクロソウの果実が裂開したところ。
名前の由来は葉が樹木のザクロに似ているからとも言われるのですが、裂開したときのこの果実の様子がよりザクロをイメージさせます。
クルマバザクロソウの果実が裂開したところ。
先ほども書きましたがこちらの写真の方が葉に光沢がないのが分かりやすいです。
また花柄(果柄)が葉腋につき短いのもザクロソウとの違いの一つ。
共に小さな花ですが、よく見ると整った花が可愛らしく裂開した小豆色の果実なども雰囲気があり好きな花です。