オオカモメヅル Tylophora aristolochioides
林などに見られるつる植物で面白い花をしています。
少し濃い色をした部分は副花冠でキョウチクトウ科によく見られます。現在はそのキョウチクトウ科に含まれていますが旧ガガイモ科で、そう思ってみると花冠の毛の生え具合などガガイモにも似ています。
林状の公園のフェンスに絡んでいました。花序が葉に隠れるように小さいのがオオカモメヅルの特徴で、花が特に似ているものには花序が葉より長いナガエオオカモメヅルというのもあるようです。
葉は対生で広披針形。基部は心形の長い葉をしています。
ユニークな花の印象のせいか楽しそうに咲いている気がする花でした。
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(2018年7月中旬)
花径は7mmくらい。
葉表の様子。
葉裏の様子。
両面とも特に毛は見られない。
株元の様子。基部が心形でない、よれよれの葉が2節ほど付いていました。