Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

アキザキスノーフレーク Acis autumnalis

花の写真1

園芸栽培されるヒガンバナ科の花で、春に咲く同科のスノーフレークのような俯いた花を秋に咲かせます。

スノーフレークよりは、草丈も花も小型で、秋~春に出る葉もかなり細いです。

 

花の写真2

例年は暦の上では秋の8月中旬くらいから咲いていますが、

今シーズンは梅雨の期間中、ほとんど日照がなかったからか、7月終わりころには咲き始めていました。今後あらたに咲くものもあるかもしれませんが、写真は少し前に撮ったもので現在は花は終わり、若い果実になっています。

 

全体的な様子

花期に葉はなく、細い花茎だけがスーッと伸び、たいてい2輪ずつの花を付けています。

草丈は短いもの長いものありますが、20cm前後といったところ。

 

花の様子1

花の様子2

スノーフレークと同じように時々、横向きに咲いている花もありますが、基本的に白い花被片6枚で俯き咲きます。雄しべも同数で花糸は短く橙黄色の葯があり、中心に雌しべが1本見えます。

 

苞

赤紫を帯びた苞があります。

 

花の大きさ

花被は平開はせず、カップ状で花径は、1.5cm程度。

 

地際の様子

花茎は細く地際にも葉はない。

 

若い果実1

若い果実2

花後の若い果実の様子。

やや縦長楕円形で、長さは2mmくらい。

 

葉の様子1

(2017年3月中旬、葉の様子、2枚)

向かって右側のだらりとしたものがアキザキスノーフレークの葉。

葉は通常、花後に伸び始め、翌年春まで残ります。

 

葉の様子2

一つの球根からいくつ葉が出ているのかわかりませんが、細い葉が密に茂ります。

 

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