アキザキスノーフレーク Acis autumnalis
園芸栽培されるヒガンバナ科の花で、春に咲く同科のスノーフレークのような俯いた花を秋に咲かせます。
スノーフレークよりは、草丈も花も小型で、秋~春に出る葉もかなり細いです。
例年は暦の上では秋の8月中旬くらいから咲いていますが、
今シーズンは梅雨の期間中、ほとんど日照がなかったからか、7月終わりころには咲き始めていました。今後あらたに咲くものもあるかもしれませんが、写真は少し前に撮ったもので現在は花は終わり、若い果実になっています。
花期に葉はなく、細い花茎だけがスーッと伸び、たいてい2輪ずつの花を付けています。
草丈は短いもの長いものありますが、20cm前後といったところ。
スノーフレークと同じように時々、横向きに咲いている花もありますが、基本的に白い花被片6枚で俯き咲きます。雄しべも同数で花糸は短く橙黄色の葯があり、中心に雌しべが1本見えます。
赤紫を帯びた苞があります。
花被は平開はせず、カップ状で花径は、1.5cm程度。
花茎は細く地際にも葉はない。
花後の若い果実の様子。
やや縦長楕円形で、長さは2mmくらい。
(2017年3月中旬、葉の様子、2枚)
向かって右側のだらりとしたものがアキザキスノーフレークの葉。
葉は通常、花後に伸び始め、翌年春まで残ります。
一つの球根からいくつ葉が出ているのかわかりませんが、細い葉が密に茂ります。
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