オリヅルラン Chlorophytum comosum
主に観葉植物として鉢植栽培されるキジカクシ科の常緑植物。
耐寒性はあまりないので、冬場は室内に取り込みます。
夏に花茎をだし、いくつか分岐を持つ花序をつけます。
花序先端までの長さは葉の長さの2倍ほどありました。
写真で茎が緑色のものは斑無しのもので、クリーム色のものは斑入り株の茎。
花被片6で、雄しべも6本。花糸はやや下に軽く弧を描き、葯は黄色で長い。
子房の色は、斑入りのものはクリーム色で、斑無しの方は緑色でした。
雌しべは雄しべよりわずかに長い程度。柱頭は小さい。
花径はだいたい2cmくらい。
一か所に花は3つくらいずつ付く。基部に苞がある。
長い花茎の途中にも小さい葉がいくつか付き、斑入りのものは斑入りになる。
花序の先などに子株ができる。
オリヅルランという名前は、もう少し育った子株の様子を「折り鶴」に喩えたもの。
葉の様子。(手前:斑入り、奥:斑無し)
キジカクシ科なのにランとつくのは、細い葉の様子から蘭の葉を連想したものと思います。
葉の長さは写真のもので30cmちょっと。
葉表の様子。
葉裏の様子。
株元の様子。根は白く太い。
若い果実の様子。
果実は3稜形。