アメリカアゼナ Lidernia dubia (タイプC)
似た花のアゼナやタケトアゼナとともによく畦で見かけるアゼナ科の植物。
(タケトアゼナの記事でも同じようなことを書きましたが)アメリカアゼナの学名はYlistでは標準でLindernia dubia ssp. majorですが、The plant listでみるとそのL. d. ssp. majorはLindernia dubiaのシノニムとされています。(YlistではLindernia dubia ssp. dubiaがタケトアゼナ)。でも見た目にそれなりに違いがあるし、Lindernia dubiaのタイプC(葉の基部が楔形)とタイプR(葉の基部が丸い)と分けられることがあるようなので、そう分けて載せています。両者には雑種もできるとのことなので、単純でないこともあるかもしれません。
(2016年7月中旬)
花色がタケトアゼナと比べると紫色の帯び具合が淡いと思います。一概にそうかはわかりませんが、個人的に見かけるものたちはそんな感じ。
ややほっそりした印象で明瞭に鋸歯があるのがアメリカアゼナの葉で、葉の基部は丸くならずに楔形~葉柄状になっています。(混生しているので他の葉も一部混じって写っています。)
花の幅は5mmちょっと。個体差があると思います。
花の長さは写真のもので8mmくらい。花柄が短い。
葉は先ほども書きましたが、鋸歯が明瞭で基部が楔形か葉柄状になっているのがアメリカアゼナの特徴。タケトアゼナの葉はやや三角状の卵形というのか披針形というのか、基部付近の幅が広い形をしています。
また、写真のものは特に短いかもしれませんが果柄(花柄も)がアゼナのように長くなく果実部分まで含めて葉の長さに収まっています。(タケトアゼナも葉に収まりますが、もう少し長めの傾向があるようです。)
最下部にははっきりと柄のある葉がありました。
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