タブノキ Machilus thunbergii
よく見かける常緑高木の一つですが、海が近いところで多く見られるようです。
花序が出始めた様子ですが、けっこうダイナミック。
高すぎるものは花が見えないというか撮れませんが、手ごろな高さのがあってよかったです。
大きな木のわりに小さい花で地味な花かもしれませんが、なんだか葯など含めた色合いが妙に魅力あります。
外花被3、内花被3で内花被は少し幅がある。
薄い黄色をした長いものが雄しべで9個、その雄しべの基部にはオレンジ色のような短い柄のある腺体があり、さらに内側には仮雄しべが3つというややこしい構成。雌しべは1つで、この写真より一つ上の写真の方がよく見えるかも。
そんな花の中の一部には、内花被の内側にさらに花被片が3枚あって、八重咲きのような感じに見える花被片が多い花もありました。雄しべが少ないように見えるので雄しべが花被片に変化したのかも。
葉の形は、真ん中より先が少し広い形。
葉先は急に細くなっていますが、意外と先端は尖ってなく丸いようです。
葉裏の様子。
樹皮の様子。
(追加画像)
(6月中旬、上2枚)
若い果実の状態。
(7月中旬)
熟したものが見られるようになりました。