シロヨメナ Aster ageratoides var. ageratoides
あまり通らない林道縁で見かけたのですが、今回初めて見た花です。
草丈は50cmくらいのものから1mくらい。
舌状花は少な目。11枚以下という情報があり、たまたま数えた幾つかも11枚であったので一旦はそう思ったのですが、改めて数えてみると少々多いものもあったので11~15枚前後といったところが妥当なのかも。
名前にヨメナと付きますがヨメナやカントウヨメナにはあまり似ておらず、どちらかというと重なり合い咲く姿などノコンギクに似ています。
ノコンギクのようにやはり冠毛が一部飛び出して見えていました。
花径は大きいものでも2.0cmほど。花同士が重なり過ぎていると計りづらいので少な目のを選んだら、気づかずヨレヨレの花を選んました(苦笑)
花柄、総苞片の縁などに短毛が生えている。総苞片の先が反り返っていない。
葉は3脈が目立ちます。
光が足らずよく撮れていませんが、短毛が生えていてざらつきます。(基部に向かって撫でるとブレーキがかかる感じ)
裏面も疎らに短毛があります。
茎にも短毛があります。全体に短毛があり葉がざらつくことからシロヨメナの変種でケシロヨメナ(A. a. var. intermedius)も考えたのですが、長毛が全く混じっていないことからシロヨメナとしました。
他に似た花では白い軟毛が密生するヤマシロギク(イナカギク)がありますが、実物を見たことはありません。
因みにシロヨメナは別名でヤマシロギクと呼ばれることもあるそうです・・・シラヤマギクと名前がややこしいです。
茎は花を付ける枝以外は分岐はしていないようでした。
初め気が付いたのが車内からだったので、引き返してみて初めてみることが出来て良かったです。いつも大抵いくつかの決まった場所しかみてないので身近でもまだ見たことない花もけっこうあるんだろうな~と思いました。
(追加画像)
下部の茎では毛がほぼない。
別の場所での花。ここに咲いていたとは知らなかった・・・藪状になっていた場所が冬枯れで見通せるようになり気づきました。
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