ケシロヨメナ Aster ageratoides var. intermedius
一度目にするとなぜか他の場所でも出会うことがありますが、昨日のシロヨメナのような花に再び出会いました。
総苞の様子。総苞片の縁などに毛があり、先は反り返っていない。
はじめ遠目に見つけたときは印象もほとんど一致するので、シロヨメナかなと思ったのですが、
近づいてみると、茎の中間~下部に長毛がたくさん生えていました。(ケシロヨメナとしても生えすぎ?)
こっちのは上と比べると少な目。こんなくらいの感じが勝手にイメージしてたケシロヨメナの感じですが、きっと個体差があるのではないかと・・・。
上部の方では短毛のみで長毛は見られませんでした。
葉の様子も見た目は昨日のシロヨメナと大差なく、同じように逆に撫でると(葉先から基部に向かって)ブレーキがかかるような感じ。ただ、その反対からは少々柔らかい質感も感じました。
縁には少々長めの毛が見えますが、表面はまたしてもよく撮れず。ところどころ見える短毛だけでなく細い毛もあるようなないような。
葉の裏は明らかに昨日のシロヨメナより白い長毛が多い。
花径は大きいもので2cm、小さいものは1.5cm程度。
舌状花は13枚前後。葉の質感が柔らかい感じもしたので、分布域が東海以西で一致しませんがヤマシロギク(イナカギク)もありえるのかな?とも思いましたが、ビロード感というより長毛が多いというだけであるし、葉の基部も茎を抱いていないし、茎の毛の様子なども質が違うようです。
ということで全体にはシロヨメナのようでありながら、茎や葉裏などに短毛だけでなく長毛も混じっているということでケシロヨメナとしました。
いろいろ中間型もあるとかないとか・・・そもそも変種名もおそらく中間的なという意味かなと思いますが、なんともこの仲間は悩ましい花が多いです。
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