ヒガンバナ Lycoris radiata
道端に見かけるヒガンバナ科ヒガンバナ属のヒガンバナ。名前の通り、秋のお彼岸前後に咲く花。
花茎の先にぐるりと輪生状に花を咲かせます。長い雄しべと雌しべが印象的 ですが、基本的に日本のものは3倍体であるため結実はしません。
花被片は内外あり、内・外花被片ともに3つずつ。
キツネノカミソリと同じように花期には葉はなく、突然花が現れた印象を受けます。
まだまだ蕾が多いです。
なんとも美しい花ですが、突然花だけ地面から咲く様子は時期的にも「彼の世」を連想させることや、花の様子は炎を連想させるため火事とも結びつけられたり、昔は家に植えるのは良くないとされたりしました。
縁起悪いような印象を持たれながらどうしてたくさんあちこちに植えられてきたかというと、毒性があることを利用し昔から農地周辺や墓地などにネズミやモブラなどの動物除けに植えられてきたということがあるようです。
そんなヒガンバナですが、最近は園芸的には学名の「リコリス」で呼ばれたり、「マンジュシャゲ(曼珠沙華)」という別名もあります。こちらはいい意味で「天界の花」という意味合いらしいです。
(追加画像)
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(3月下旬)花後に伸びてくる葉。冬~春の間に出ています。
(5月中旬)枯れ始めてきていました。
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