アレチウリ Sicyos angulatus
河原などで見かけるウリ科の花。雌雄同株で雄花花序と雌花花序に分かれ、写真のものは雄花花序の雄花。
同じく雄花の蕾。なんかの生き物っぽい(笑)
葉は大きく、いかにもウリ科という感じの形をしています。
芸術的な巻きひげ。
茎などにも長い毛が多いです。
果実には毛だけでなくトゲがあるので、うっかり触ると痛いです。
そんなアレチウリですが、例によって特定外来なんたらとか言われ、一方的に悪者扱いされている植物の一つ。
どこもかしこも掘り返し、あらたな土砂を持ち込み固めてアスファルト、砕石に芝生、わずかに残された草地には除草剤。
山は切り崩し、海は埋め立て、たくさんの動植物が暮らす河岸はコンクリで覆ってしまう。
これまでも、これからも・・・人間の手によって居場所を失い、滅ぼされた、滅ぼされていく動植物の方が圧倒的に多いことだろうと思います。
なんだかひと昔前は人間による環境破壊が問題とされてきたのに、最近は妙に責任転嫁されている気がします。
ほんとに申し訳ないことです。
(追加画像)
雌花花序は球状になって咲く。
雌花は花径6mmくらいで雄花より小さい。
雄花も一応計って、1.5cm弱といったところでした。