サザンカ Camellia sasanqua
公園や庭などによく植えられるツバキ科の常緑樹。
元々の自生は九州や沖縄といった暖かい地域のようで、花色は白が基本のようです。
花弁は5~7枚で、雄しべは多数。
よく見ると、中心に先が3つに分かれた雌しべがあります。たまに4つに分かれたものもありました。
椿と違い、花糸の基部は僅かに合着している程度。
萼片の様子。触るとポロっと取れるように落ちやすいようで、ないものもありました。
待機している冬芽。
蕾の様子。
葉は楕円形。縁に鈍い鋸歯が並んでいます。
葉表は無毛。
葉裏もほぼ無毛。はっきり写せませんでしたが、主脈上には毛があるようで影になっているのがそれかと思います。
葉柄~葉の基部付近に毛が生えています。葉柄の長さは5mmくらい。
当年枝には毛が生えています。
幹の様子。樹皮は平滑。
花弁が散っているのが見えますが、椿と違い花弁がバラバラに散ります。
その花弁が散ったあとの様子。雌しべと萎れた雄しべが残っています。
果実は花の時期にこうして残っているものは少ないようでした。タイミング的には花の時期より少し前に前年のものが熟すようです。表面に毛が生えています。
果実の直径は1.5cmくらいでした。
すでに種子を落としたあとの様子。
影が出来ていて見づらいですが、種子の大きさは1.3cmくらいでした。
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