オオアレチノギク Erigeron sumatrensis
道端に見かけるキク科の植物。
写真のものは70cmくらいだったかと思いますが、大きなものは人の背丈を超えます。
花は今はところどころ咲いているものを見かける程度ですが、7月後半か8月くらいからの方になるとよく見かけるようになると思います。(早いものは今年は6月上旬には咲いているものも見かけました。)
頭花は中心に両性花、周囲に多数の雌花があります。
アレチノギクと同じで雌花は舌状花らしいのですが、舌状花の花弁状の部分はごく短いために総苞に隠れ見えないようです。
本当に舌状花なのかなぁと何度見ても思いますが。
総苞を入れた長さは5mmほど。
幅は3mmくらい。
長さ的には大きな差はないですが、幅はアレチノギクの方が倍くらいあるので花としてはオオアレチノギクの方が見た目に小さいです。
花が終わるころには総苞の下部が膨らんだ形。少々紅色も帯びるようです。
茎の上部や側枝の葉はほぼ全縁かわずかに鋸歯がある。
中間~下の方では鋸歯が少し多い。
葉の長さは10cmほどありました。
幅は1.5cmほど。
葉は両面とも白い毛が多い。
茎には開出する長めの毛が生えています。
茎は下部から多数出ています。
下部で分岐した茎のうち、まだ花をつけていないもの。葉色が少々濃い。
冠毛は褐色がかっています。
背景が良いと少しいい感じ(笑)
似た花にはアレチノギクやヒメムカシヨモギがありますが、
アレチノギクの草丈はオオアレチノギクと比べると低く(逆に頭花は大きい)、上部から出た側枝が主茎の花序よりも高い位置に長く伸びる姿になる傾向があります。
ヒメムカシヨモギは草丈はオオアレチノギクと同じように高くなりますが、舌状花が小さいながらもはっきりあります。
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