Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

テリハノイバラ Rosa luciae

花の写真1

海岸や河口付近などで見かけるバラ科のつる性木本。

ノイバラの花期が過ぎたころ、入れ替わるように見かけるようになります。

 

全体像1

砂地などを這うように枝が伸びます。

 

花径 小さめの花

花径は小さめでも3cm程度あり、ノイバラ(2cm程度)より大きい。

 

花径 大きめの花

大きめの花は4cmちょっとありました。

 

花の様子1

雄性先熟で、雄しべがいきいきとしている花の様子。

 

花の様子2

雄しべがくちゃくちゃしてきた花。雌しべは花柱が合着して集まっていますが、柱頭の様子が先ほどと違い活性化しているように見えます。

 

萼片など

蕾を見ると分かりますが、萼片外側にかなり疎らに赤い腺毛があったりします。

苞葉縁の鋸歯の先が腺になっているようです。

 

茎等の様子

茎には大きなトゲがあり、葉軸にはそれより小さいですがトゲがあるのがみえます。

 

托葉の様子

托葉の鋸歯の先も腺になっています。

 

葉の様子1

葉の様子2

葉は奇数羽状複葉。表面に光沢があるのが「テリハ(照り葉)」という名前の由来。

 

葉裏の様子

葉裏の葉脈や葉軸には腺毛がごく僅かにあります。

 

茎の様子

茎のトゲの様子。

 

全体像2

びっしりと這っています。

ところで今回はじめて気づいたのですが、どうもトゲのないトゲナシテリハノイバラ(f. ohwii)も混生しているようでした。そちらについては別記事であげています。

 

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果実の写真

(9月下旬、以下2枚追加)果実の様子。

一部赤く熟してきたものが見られるようになっていました。

 

果実の径

果実の径は約8mm。

 

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