フデリンドウ Gentiana zollingeri
明るい林の中などで咲く鮮やかな青の花。見かけるものは5cmくらいかそれ以下が多いです。
一つの茎の先に多数の花が咲くのが特徴の一つ。
ごくありふれた公園の植栽樹の下で咲いていたフデリンドウ。
植木などの圃場から一緒にやってきたのかも。
葉は広卵形で対生。
果実(蒴果)は倒卵形。モナカっぽい気も(笑)
上部が開いた果実。中に小さな種子が見える。雨の時に開くようになっているそうですが、草の葉の先端に水滴が見えるので写真を撮ったのは雨上がりだったかも。
雨水が溜まって種子を流れさせるようです。
それ用に撮った写真がないですが萼裂片の先は尖り反り返っていません。
似た花としてよくあげられるのはハルリンドウとコケリンドウですが、ハルリンドウは葉が披針形(或いは長楕円形)で細く、茎の先に花は一つずつ咲きます。コケリンドウは他の2種よりずっと小型。葉の形はフデリンドウに似ていますが茎はよく分岐し萼裂片の先が反り返る特徴があります。
(追加画像)
(2017年4月下旬)