クサフジ Vicia cracca
日当たりのいい道端の草地に見られるマメ科の花。咲き始めの色から花の色がグラデーションになりとても綺麗です。
花期は5,6月くらいからですが、8月くらいまでは見られます。
クサフジと付く花には、ナヨクサフジという花があるようですが、身近には見かけません。違いとしてはまず翼弁の白が目立つ点で花色として見た目が違いますが、細かい部分では写真のようにクサフジでは萼筒のお尻部分に花柄が付いていますが、ナヨクサフジは少しズレてつくようです。
他にはヒロハクサフジという花があるようですが、やはりこれまで見たことはありません。名前の通り葉(小葉)が広めで葉数が少なく、托葉も違うようです。
クサフジの葉は偶数羽状複葉で先端は巻きひげになり、小葉は狭卵型で細く、小葉の数も基本的には18枚以上と多いのが特徴。
葉の基部に小さな托葉があり、2裂しています。(下に追加画像もあり)
名前の由来はもちろん藤の花からですが、本家に負けず劣らず美しい花です。
だいぶ前に撮ったもので最近見かけていませんが、花が白いシロバナクサフジ(V. c. form. albida)
(追加画像)
(2017年6月中旬)
若い果実(豆果)がけっこう出来ていました。
果実(豆果)の長さは2cmちょっと。中には最大6つほどの種子が透けて見えます。
2裂した托葉の様子。
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