トウジュロ Trachycarpus wagnerianus
庭植えなどで見かけるヤシ科の常緑高木。
シュロと似ていますが、葉がコンパクトで葉の裂片がほぼ垂れないのが特徴。
野生的な雰囲気のあるシュロと比べると、やや洗練された感があり、庭木として植えられるのは昔から植えられていたものを除けば、最近はトウジュロの方が多いと思われます。
雌雄異株で、この写真は雄株。
雌雄に関しては、シュロと同じようにややこしい所があるのかもしれませんが、やはり高い樹が多いため、その時々で花の様子を確認できないのでよくわかりません。
雄花花序の様子。
多数の雄花が集舞った様子はシュロとほぼ同じ見た目ですが、見た目に小さめです。
こちらは雌株の雌花花序(先ほど書いたように雄花、或いは両性花が混じっていることがあるかは不明ですが、とりあえず雌花花序としています。)。
花は雄花も雌花もシュロと同じような構造とは思いますが、残念ながら花の詳細までは見ることが出来ませんした。
葉の大きさはシュロの半分ほどで、見た目では30~40cmといったところ。
裂片の先はいくつか垂れていることもありますが、垂れないものがほとんど。
古くなり葉柄が垂れてきたものや枯れた葉でも、葉の裂片はまっすぐ伸びた状態を維持しています。
葉柄にはやはり鋸歯が並んでいます。
幹は葉鞘は毛状で網目状に密です。
☆関連記事リンク☆