Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

トウジュロ Trachycarpus wagnerianus

全体的な様子 雌株

庭植えなどで見かけるヤシ科の常緑高木。

シュロと似ていますが、葉がコンパクトで葉の裂片がほぼ垂れないのが特徴。

野生的な雰囲気のあるシュロと比べると、やや洗練された感があり、庭木として植えられるのは昔から植えられていたものを除けば、最近はトウジュロの方が多いと思われます。

 

雄株の様子

雌雄異株で、この写真は雄株。

雌雄に関しては、シュロと同じようにややこしい所があるのかもしれませんが、やはり高い樹が多いため、その時々で花の様子を確認できないのでよくわかりません。

 

雄花花序の様子1

雄花花序の様子。

 

雄花花序の様子2

多数の雄花が集舞った様子はシュロとほぼ同じ見た目ですが、見た目に小さめです。

 

雌花花序の様子

こちらは雌株の雌花花序(先ほど書いたように雄花、或いは両性花が混じっていることがあるかは不明ですが、とりあえず雌花花序としています。)。

花は雄花も雌花もシュロと同じような構造とは思いますが、残念ながら花の詳細までは見ることが出来ませんした。

 

葉の様子

葉の大きさはシュロの半分ほどで、見た目では30~40cmといったところ。

裂片の先はいくつか垂れていることもありますが、垂れないものがほとんど。

古くなり葉柄が垂れてきたものや枯れた葉でも、葉の裂片はまっすぐ伸びた状態を維持しています。

 

葉柄 基部

葉柄にはやはり鋸歯が並んでいます。

 

トウジュロのシュロ毛1

トウジュロのシュロ毛2

幹は葉鞘は毛状で網目状に密です。

 

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