ペラペラヨメナ(ゲンペイコギク) Erigeron karvinskianus
庭で栽培される小さなキク科の花。
草丈は環境によるかもしれませんが20cm程度で、こんもりとした形になり、宿根性で耐寒性もあるので放っておいても地下茎でよく増えます。
和名はペラペラヨメナといいますが、園芸的には花が紅白になることからゲンペイコギク(源平小菊)と呼ばれています。
キク科の花で終わり際に舌状花が紅色を帯びるのは特に珍しいことでもないですが、ゲンペイコギクというのは響きがいいと思います。ペラペラヨメナと呼ぶ気にはなりません。
舌状花が紅色を帯びた花。
筒状花は中心の花まで咲き進んでいます。
頭花の径は、2cmほどです。
総苞片は2~3列でほぼ同長。毛が生えています。
茎の上~中部の葉の様子。
両面とも毛が散生しています。
下の方の葉ほど切れ込みは多く、下部では5裂くらいのものが見られます。
地際に葉が集まり、複数の茎が匍匐気味に出たのち斜上します。
茎の様子。有毛。
(5月下旬、果実の様子、2枚追加)
痩果の長さは1mmくらいとかなり小さく、冠毛の長さも2mmくらいしかない。