ダイコン Raphanus sativus
食用として栽培される大根の花。
野生化しているものも時にあるようですが、写真のものは畑回りに種子が飛んで育ったもの。
実際に測っていませんが、草丈としては1m以上はあると思います。
同じ株内でも花弁の縁が紅紫色のものと白色のものが見られました。
花弁は4枚で、雄しべは6本のうち2本が短い。
萼片は直立しています。
花の大きさは長い方の辺を測って、2.3cmくらい。。
上部の数枚を除けば、茎に付く葉には柄がある。
葉柄基部は特に茎を抱くような葉の裂片などはない。
茎は粉白を帯びる。
葉は羽状に裂け縁には鋸歯があります。両面とも無毛。
葉が集中して付いている部分は太い茎になっていて、その下のいわゆる青首部分が地上に出ていますが、この青首部分は幼根と子葉の間にある胚軸というもので、それが根と一緒に太く発達したものだそうです。
(5月上旬、若い果実、以下2枚)
ハマダイコンほどでないですが種子に合わせて幾分括れていました。
若い果実の長さは、約8cmくらいでした。
(5月中旬)
白だけの花がなくなり、紅紫色の縁取りが濃くなったようです。
日差しと関係があるのだろうか。そういえば白い花が咲いたときは天候が悪かったような。推測ですが。
(6月上旬、果実期、以下4枚)
手で裂いた様子。果実は熟しても裂開しません。
梱包材のような内果皮の中に包まれるようにあります。
ダイコンの原種とも野生化したものともいわれるハマダイコンも似たような様子で、果実ごと海に浮くことで種子散布がなされるといわれますが、ダイコンにもその仕組みがあるようです。
まだ未熟な種子かもしれません。長さは5mmくらいでした。
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