キョウチクトウ Nerium oleander var. indicum
庭木などとして植えられる常緑低木(小高木)の花。
名前は、「竹」のような葉をし「桃」の花のような花を咲かせることから付いた中国名「夾竹桃」を音読みしたもの。
ということで一番最初の写真は桃色の花にしましたが、以降載せているのは観察の都合で白花のキョウチクトウで撮ったものです。
花色は白色や桃色、或いは赤色などがあり、八重咲きの品種もよく見かけます。
写真のものは樹高は3mくらい。
この株はちょっと花期のピークを過ぎてきた感があり、花が少な目です。(後に再び満開でしたのでピークが過ぎたとは違いました。)
株立ちになり、主幹以外にも多数の幹が伸び、下の方まで枝葉が茂ります。
花冠は裂片5枚、喉部には副花冠があります。
花径は5cmくらい。
毛が密生した捻じれたものが見えますが、これは葯の先端につく付属体。
雌しべは葯に囲まれて奥に隠れているので、外からは全く見えないようです。
花冠の筒部。
花序は集散花序。
葉は狭い楕円形。
幅は写真のもので2.5cm。長さは長いものでは20cmくらいありました。
両面ともに無毛。
葉は対生していることが多いようでしたが、3輪生状になっている部分もありました。
果実はあまり出来ないようですが、探すといくつか若い果実がみつかりました。
果実は袋果で、成熟していくにつれ角状に長くなり最終的には十数センチから20cmくらいにもなるようです。
表面には毛が生えていました。
現時点では1.7cmくらい。萼も花時より長くなっているようです。
もしかしたら、このあと結実することなく落ちてしまう可能性もありますが、またそのうち様子を見てみたいと思います。
(7月上旬)
早くも9cmほどの長さになっていました。
(7月中旬)
再び花が満開状態になっていました。