カキツバタ Iris laevigata
浅い水中や湿地で育つアヤメ科の花。写真は公園で植栽されているものです。周辺に見える白い花はシロバナカキツバタと呼ばれるものですが詳細は不明。
カキツバタの特徴は外花被片の白い筋。かなりよく見ると完全に白だけでなくちょっとだけ黄色も混じっていたりもするようでした。
内花被片は直立しています。
アヤメ属の他の花でも見られるように雌しべは3裂し、柱頭の上にある付属体は2裂し花弁状になっています。主に上半分に不規則な浅い切れ込みが見えます。
中には雄しべの葯が見えます。白っぽいひだ状の部分が柱頭。
苞の様子。
花序には花は2~3個程度つくようです。
株元は水に浸っています。初めに書いたように湿地や浅い水中で育ちます。
葉は剣状。幅は広いもので3cmほどでした。
下の方に写る細めの葉では中脈は見えない感じですが、幅のある葉では1本はっきりと見えていて、触れてみても隆起感がありました。
反対の面では2筋見える。
ということでハナショウブほどでハッキリではないといったところでしょうか。
(追記)別の場所でのカキツバタで、あらあめて葉の様子を確かめてみたところ、4本くらいの脈が隆起しているものが多いようでした。
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